2022年12月5日
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【メディア情報】読売新聞に掲載されました!ースマホ学び社会とつながる
【メディア情報】読売新聞に掲載されました!ースマホ学び社会とつながる
—-以下、引用—-
「手首を90度に固定すると撮りやすいですよ」
今月10日夕、東京・渋谷の代々木公園で、東京都多摩市の藤田元子さん(66)が立教大3年の小寺舞桜さん(21)からスマホを使った自撮りのコツを教わっていた。2人が知り合ったのは、シニアの暮らしをサポートする事業を展開する「AgeWellJapan」のパートナーサービス「もっとメイト」を藤田さんが利用し始めたのがきっかけ。2020年8月に始まったこのサービスは、シニア世代の利用者に孫世代の大学生らが担当者としてつき、デジタル機器の使い方を教えたり、外出の付き添いをしたりして、社会とのつながりを感じてもらうものだ。
基本料金は1時間3500えんで、1ヶ月の利用者は1都3県の約100人に上る。
藤田さんはスマホを使いこなせるようになりたいと今夏に申し込んだ。
小寺さんから週1回、スマホやパソコンの操作方法を教わっている。
外出に付き添ってもらうこともあり、この日は、公園の芝生の上にシートを敷き、藤田さんお手製のおこわを食べながら会話を弾ませた。LINEやFacebookの使い方も小寺さんから習ったという藤田さんは「自分の世界が広がったように感じる小寺さんは孫みたいで、日頃からLINEのやりとりもしていて楽しい」とはにかんだ。
小寺さんも「藤田さんと会うのは癒しの時間。人生の先輩として相談に乗ってもらうこともある」と語り、交流が高いの刺激になっている様子だ。
創業者の赤木円香さんはフレイルや、そのさらに前の段階の状態にある高齢者の支援を目的に起業した。「シニア世代の生活をもっと自由に、豊かにしたい。若い世代と交流することで社会参加につながり、フレイル予防にもなるはずだ」と話している。
読売新聞 2022年11月22日(火曜日) 12版