お知らせ
2024年10月2日
エイジズム実態調査 調査結果詳細
株式会社AgeWellJapanは、年齢を重ねることへの意識について、関東在住の60歳以上554名(一般層)と自社サービス利用者55名を対象に調査を実施しました。年齢を理由にためらう経験は誰もが抱え得る一方で、その後の意識やつながり方には違いが見られました。
以下、調査結果の詳細をお届けします。
【調査概要】
一般層調査
調査期間:2026年6月2日〜6月7日
調査機関:株式会社ジャストシステム「Fastask」
調査対象:関東在住(埼玉・千葉・東京・神奈川)の60歳以上の男女
有効回答数:554名
調査方法:インターネット調査
主な調査項目:年齢を重ねることへの意識/挑戦をためらった・諦めた経験/周囲からの言葉に対する複雑感/世代を超えた人間関係の有無/「自分らしく生きている」という実感
自社サービス利用者調査
調査期間:2026年6月5日〜6月30日
調査機関:自社調査
調査対象:AgeWellJapanのサービス利用者(60歳以上)
有効回答数:55名
調査方法:インターネット調査(Googleフォームを使用し、サービス利用者へ直接配布)
主な調査項目:年齢を重ねることへの意識/挑戦をためらった・諦めた経験/周囲からの言葉に対する複雑感/世代を超え
※本調査は自社サービス利用者を対象とした参考調査です。統計的な代表性を示すものではありません。
【調査結果サマリー】
調査結果では、「年齢を理由に挑戦をためらった経験」は一般層(46.4%)・自社サービス利用者(47.3%)でほぼ同水準でした。一方、「明確に諦めた経験」は一般層20.6%に対し、自社サービス利用者は9.1%と約半数にとどまりました。
また、「加齢をポジティブに捉えている」「自分らしく生きていると感じる」「世代を超えた友人が複数いる」と回答した割合は、自社サービス利用者が一般層を大きく上回る結果となりました。
さらに、「一歩踏み出すために役立つと感じるもの」も、一般層は「自分の経験が役立っている実感」、自社サービス利用者は「対等な若い世代との関係性」と、支えとなる要素の中身にも違いが見られました。
年齢によるためらいは誰もが抱え得る一方で、諦めることや、その後の意識・人とのつながりには違いが見られることが示唆されました。
Q1 現在、年齢を重ねることについて、どのように感じていますか?
年齢を重ねることをポジティブに捉えている人は、一般層で36.3%にとどまり、約6割が中立またはネガティブでした。一方、自社サービス利用者では63.6%がポジティブに捉えており、一般層を大きく上回りました。「年齢を重ねること」への捉え方は、環境や関わりによって変わりうることを示す結果です。

Q2 年齢を理由に、やりたいことへの挑戦をためらったり、諦めたりした経験はありますか?
一般層の67.0%が、年齢を理由にためらったり諦めたりした経験があると回答しました。自社サービス利用者でも「ためらった経験がある」は47.3%と一般層とほぼ同水準でしたが、「明確に諦めた」は9.1%と一般層(20.6%)の約半数にとどまりました。ためらいは誰もが抱えるものですが、そこで「諦める」に至るかどうかには差がありました。

Q3 ためらいや諦めが生じた場面はどこですか?(複数回答)

Q4 「無理しないで」「ゆっくりして」という言葉に複雑な気持ちになった経験はありますか?差し支えなければ、その時の状況を教えてください。 (任意回答)
一般層の39.9%、自社サービス利用者の32.7%が複雑さを感じた経験があると回答しました。善意からかけられた言葉であっても、本人の意欲や挑戦したい気持ちとの間にギャップが生じる場面は、サービス利用の有無にかかわらず広く存在することが示されています。励ましの言葉が、時に挑戦したい気持ちにブレーキをかけてしまう構造が見えてきます。

Q5 年齢を気にせず一歩踏み出すために、役立つと思うものは何ですか?(最大2つまで選択)
一般層と自社サービス利用者では、役立つと感じるものの中身に違いが見られました。
一般層で最も多かったのは「自分の経験や知恵が誰かの役に立っているという実感」(32.7%)。一方、自社サービス利用者で最多だったのは「年齢に関わらず対等に接してくれる若い世代の存在」(54.5%、一般層17.5%)で、次いで「自分の経験や知恵が誰かの役に立っているという実感」(45.5%)でした。
一般層が「役に立っている実感」を支えにしているのに対し、自社サービス利用者は「対等な若い世代との関係性」を支えとして挙げる割合が高いことがわかります。

Q6 家族以外で、10歳以上年の離れた友人・知人はいますか?

Q7 世代を超えた友人・知人とは、主にどこで出会いましたか?(いると回答した方のみ)
外部・内部ともに「職場・仕事関係」「趣味・習い事」が上位2項目となっています。

Q8 「年齢を重ねた今のほうが、若い頃より自分らしく生きていると感じる」に共感しますか?

Q9 (外部シニア対象)もし、年齢に関係なくあなたの「やりたい」を面白がり、応援してくれる仲間や場所があるとしたら、今より自分らしく挑戦できると思いますか?
「年齢に関係なく『やりたい』を面白がり、応援してくれる仲間や場所があれば、今より自分らしく挑戦できると思うか」を尋ねたところ、41.7%【要確認】が「そう思う」と回答しました。

Q9 (自社利用者対象)もっとメイト/モットバ!は、年齢への意識にどのような影響を与えていますか?
「サービスがあることで年齢を気にせず前向きでいられる」(40.0%)と「利用を通じて以前より前向きになった」(41.8%)を合わせた81.8%が、前向きな変化を実感していると回答しました。「応援してくれる存在があれば挑戦できる」という一般層の期待に対して、実際にそうした関係性のある環境に身を置いている自社サービス利用者の多くが、前向きな変化を実感しているという対応関係が見えてきます。

※自社サービス利用者を対象とした参考調査(n=55)との比較。統計的な代表性を示すものではありません。
この結果から見えたこと
年齢を理由にためらう経験は、誰にでも起こりうるものです。しかし、諦めずに前向きでいられるかどうかは、周囲との関わり方や、対等な関係性の有無に大きく左右されることが、今回の調査から見えてきました。
株式会社AgeWellJapan 代表取締役社長 赤木円香
「もう歳だから」という言葉を、私たちは日々の現場でたくさん聞いてきました。今回の調査で改めて浮き彫りになったのは、年齢を理由にためらう経験そのものは誰にでも起こりうる一方で、その先で挑戦し続けられるかどうかを分けているのは、年齢に関係なく対等に接してくれる存在があるかどうかだということです。
「もっとメイト」「モットバ!」の現場では、まさにこの対等な関係性から、シニアの方々の意識が変わっていく瞬間を数多く見てきました。今回のデータは、それが個別のエピソードにとどまらず、再現性のある傾向であることを示しています。
こうした関係性は、一人の努力だけで生まれるものではなく、多世代が共に関わり合う場があってこそ育まれるものだと考えています。Age-Well Festivalはその関係性を体験できる場として、Age-Well Conferenceはそこで得た知見を社会へ広げる場として、私たちはこの多世代共創エコシステムを今後も育てていきます。
*調査の背景や、Age-Wellなシニアの実像については、関連リリースをご覧ください。
▶︎ https://agewelljapan.co.jp/エイジズムの実態調査/