2024年9月24日
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【フェスティバル開催レポート】Age-Wellをテーマにした国内最大級のイベント「Age Well Japan 2023」
2023年10月13日(金)、株式会社AgeWellJapanは Vivid Creations Pte Ltdと共催で、超高齢社会におけるAge-Wellをテーマにしたイベント「Age Well Japan 2023」を二子玉川ライズにて開催しました。
Age Well Japan 2023とは、日本の超高齢社会の現状把握をし、未来に向かって新たな価値を定義することを目的とする未来型イベントです。昨年に続いての第二回開催となる今年は、規模を大幅に拡大し、業界のトップランナーによるカンファレンスと、シニア向けのフェスティバルを同時開催。
本記事では、二子玉川ライズ ガレリアにて実施した「フェスティバル」について、アフターレポートをお届けします。
>>「カンファレンス」のレポート記事はこちら
■総勢2160名のお客さまがご来場
秋晴れのこの日。平日にもかかわらず大勢が足を運んでくださり、総勢2160名の方がご来場されました。
また、イベントを知らずに二子玉川を訪れた方も、パートナーから渡されたチラシを片手にご参加くださいました。
駅改札からすぐ、ご来場されたお客様をまずお迎えするのは、インフォメーションカウンター。
こちらではスタンプラリーのご説明や、スタンプラリーの特典のお渡しが行われました。
隣のフォトブースではプロカメラマンによる記念撮影が行われ、ハロウインの帽子を被り、パートナーによる明るく元気な「はい、ハッピー!」の掛け声とともに来場者の笑顔を撮影。
ご希望の方には写真をプリントし、お土産としてお渡ししました。
インフォメーションセンターを皮切りに、ガレリアでは体験・販売などの彩豊かなブースがお客様をお迎えします。
サントリーウエルネスブースでは、大人の男性用スキンケア「VARON」の体験会、そして特殊なスキャナーにより現状の姿勢の状況や将来のリスクなどがわかる歩行姿勢の判定サービスが行われました。
ご参加いただいた方からは「男性用化粧品を使うのが初めてだったので新鮮でした」「自分の健康状態について改めて考える良い機会になった」「今後、姿勢を意識して歩きたいと思います」といった声が寄せられました。
ソフトバンクブースでは最新機種の展示や、アンケートに答えてくださった方へのお花のプレゼントにみなさま興味津々。
アンケート結果がこちら。シールが貼られた数で、旅行に行くことがAge-Wellという方が多いことがわかります。
お客様からは「Androidに興味があったので見ることができて良かった」「明るい接客で楽しい気持ちになれたし、普段からお花を購入するので嬉しかった」という感想を聞くことができました。
JTブース「呼吸する休憩所」では、ゆっくりと膨らんだりしぼんだり……まるで呼吸しているかのような安らぎのクッションをご体験いただきました。
こちらも「寂しい夜にとても良い」「クッションを抱いた時、思わず子どもにするようにトントンしてしまいました。とてもリラックスできました」など、お客様からの声が寄せられました。
さらには、晋遊舎のムック「60代からのシリーズ」の展示・カフェブースには、「60代の年代に特化した雑誌で良かった」、スマホ教室のもっとメイトには「スマホの使い方がわからなくても気軽に聞けないのでとても勉強になりました」など様々な感想をいただきました。
ガレリアには、他にシニアの健康や暮らしをサポートする商品の体験会、水引・羊毛ブローチ・ドライフラワーなどのワークショップ、手作りのアクセサリーや小物の販売など、合計22のブースが並び賑わっていました。
■6つのプログラムが開催されたステージエリアも大盛り上がり!
一方のステージでは、6つのステージプログラムが開催。
■プログラム1 横森美奈子さん×ブルボンヌさんスペシャルトークショー
『シニアこそ装いのチカラで自己肯定感を高めましょ!』
この日初めのプログラムに登壇されたのは、ファッションデザイナーの横森美奈子さん、女装パフォーマーのブルボンヌさん。初っ端から満席でのスタートとなりました。
横森さんからは、歳を重ねるごとに人は似合う服や色が変わるのに、自分で似合う服や色を勝手に決めつけてしまう。それはとても勿体ないことというお話がありました。女装パフォーマーのブルボンヌさんは、人間は誰もが本来の自分とは違う、仮面のような「ペルソナ」を持っている。例えば、世間的な主婦らしい格好をすべきであるというような、自分の年齢や立場でファッションを限定的にしてしまう。良くも悪くも、社会的な期待に応えようとしてしまうと熱弁。
そういったファッションの課題に対し「たくさんの色合いを取り入れる」「鏡をたくさん見て、今の自分を知りましょう」「部屋の中でも自分の好きな服を着ると良い」などのアイディアが飛び出し、最後は「もっと自分を見つめて、好きになって、自由に気の向くままファッションを楽しみましょう!」というメッセージで締めくくられました。
■プログラム2 『人生がもっと楽しくなるスマホ講座』
続いては、フェスティバルブースの総合司会を務めるデジタルコンシェルジュの瀧口航平さんによるスマホ講座ステージ。
渋谷のラジオにて、毎週水曜にデジタルコンシェルジュとしてシニアにスマホの使い方を教える番組に出演中の瀧口さん。
今回はオーディエンスに向け「スマホは情報の塊なので、欲しい情報を自分で見つけてみましょう」というテーマで①検索、②Googleレンズ、③YouTubeの3つの機能をご紹介。使い方がわからず困っている方のところへはスタッフが足を運び、サポートを行いました。
皆様すぐにコツを掴んだのか、どんどんご自身だけで機能を使いこなしていく姿が印象的でした。
■プログラム3 FIDA JAPAN ダンス健康クラブ
『GOLDダンスチームパフォーマンス』
つづいては、FIDA JAPANより3つのシニアダンスチームによるパフォーマンス。なんとステージに上がるダンサーさんは全員65歳以上!所属している最高年齢の方は87歳だそうです。
準備運動で盛り上がったあと、1組目はソウルフルフーズの皆さん。 Jimmy James & The Vagabondsの「Disco Fever」に合わせて、息ぴったりのキレキレダンスを披露!
ゴールドドラゴンの皆さんはダンスの前にハカを行い、会場からは歓声が沸き起こりました。
フォーエバーチャンスの皆様はジャネット・ジャクソンの「Rhythm Nation」でダンスをした後、ステッキを持って踊るという二部構成。
オーディエンスは大歓声!!自作のうちわを持ち込み応援する方々だけでなく、小さなお子様や外国人の方もリズムに乗って楽しんでいらっしゃいました。
ダンス後のインタビューでは「ダンスを始めて、心も体も顔も若く綺麗になりました。できなかったステップが一つできるようになったという自信が、ダンス以外の自信にもつながるので、ダンスは素晴らしいと思います。」と、目を輝かせて語ってくださるなど、まさに「Age-Well」を体現していたFIDA JAPANの皆さんでした。
■プログラム4 BS朝日プレゼンツ『Age-Wellなシニアと、これからのメディアを語ろう!』
登壇者は、BS朝日プロデューサーの井手上飛鳥さん・須山亮さん、テレビ朝日アナウンサーの大西洋平さん、Age-Wellシニアの村上さん・西村さん。
まず、番組プロデューサーお二人が、村上さん、西村さんにBS朝日の番組の魅力をAge-Wellのつながりと共にプレゼン。井手上プロデューサーは、年齢を重ねた方でも手軽にウォーキングが行えると「ウォーキングのひむ太郎」を紹介。須山プロデューサーは「いま、登りたい山に登る」を紹介し、手軽に登ることができる山の魅力をプレゼン。
プレゼンのあとは、村上さんや西村さんがなぜAge-Wellでいられるのか。お二人の好きなことや、夢中なことを通じてその秘訣を探るテーマトークが行われ、終始なごやかな雰囲気で進行されました。
■プログラム5 ちあきホイみ presents 『懐かしの昭和歌謡ショー』
ちあきなおみさん、ホイットニーヒューストンさんを敬愛するちあきホイみさんの昭和歌謡ショーは、藤圭子さんの「新宿の女」からスタート。伸びやかで美しい歌声に通行人の皆様も足を止めて聞き惚れていました。合計9曲を歌い上げ、最後に歌ったちあきなおみさんの「喝采」に対しては、1階のみならず2階のお客様からも惜しみない大喝采が送られました。
■プログラム6 老人と孫 × AgeWellJapanスペシャルコラボ『老師に挑むZ世代達』
登壇者は、老人役として中澤弘幸さんと稲葉瀧文さん。ファシリテーターとしてアクツコウタさん、孫役としてもっとメイトパートナーの6名、稲村光俊さん・原口詞之さん・荒生真優さん・村田凜さん・長瀬櫻子さん・那波龍起さん。
この日最後のステージプログラムは「老人と孫 × AgeWellJapanスペシャルコラボ『老師に挑むZ世代達』」
「老人と孫の仲の良いコミュニケーションが文化を継いでいく」をコンセプトにした文化的トークアーカイブである「老人と孫」のAge Well Japan 2023バージョンスペシャルコンテンツ。
進行を務めるアクツタクミさんに促され、Z世代の稲村さんが「年齢を重ねても自分らしく生きるコツは?」と質問。老人のお二人からは、「自分が何歳でどうなりたいのかという”人生計画”を立て、なりたい姿に年齢を合わせていく準備をすることで、自分らしく生きることができると」アドバイス。
次に、Z世代の那波さんより「我々20代が今後世界の中の日本という位置付けで、より日本を盛り上げるために意識することはなんだと思いますか?」という質問には、老人世代の稲葉さんより「世界がこれからどうなるかわからないが、自分が今までやってきたこと、価値提供できることを世界に発信していくことが大切だと感じます。日本文化で育ったからこそ輝ける場所があるはず。」とのお答えがありました。
Z世代の荒生さんからの「好きなことを仕事にしてきたお二人ですが、好きなことを見つけられないという悩みがあります。」という相談には、中澤さんより「物事には何でも両面性があるため、”大好きなこと”だけではなく自分の大嫌いなことも分析してみて下さい。“大嫌いなこと”を分析してみると、そこには必ず「大好きなこと」を見つけるヒントが隠れています。」とアドバイスがあり、Z世代の6名はうなずきながら真剣にお二人のお話を聞いていました。
■1日を振り返って
2年目の開催となるAge Well Japan。
フェスティバル会場へは、もっとメイトやモットバ!の会員さんだけでなく、大勢のシニアの方にご来場いただきました。イベントを知らずにご参加くださった方も多くいらっしゃいましたが、ブースやステージを楽しんでいただくことができ、開場から閉場まで、たくさんの笑顔と笑い声が会場に響いていました。
この日、参加者の皆さんの笑顔や各プログラムを通じて、私たちが実現したい「Age-Well社会」の一片を体現することができたのではないかと自負しております。この記事をご覧くださったみなさまに、少しでもAge-Wellを感じていただけましたら幸いです。
AgeWellJapanでは、本イベントの毎年開催を予定しております。ご登壇されたい方、次回参加されたい方、そして、我々と一緒に「Age-Well」な世界の実現を目指す方との出会いを楽しみにしております。
また、ご関心がある方は次回開催を待たず、ぜひお気軽にお問い合わせください。
>>AgeWellJapanへの事業ご相談やお問い合わせはこちらから
追記
2023年11月4日(土)午後1:30~2:00
BS朝日にて、Age 「人生って楽しい! 〜グランプレーヤーズ ポジティブな年の重ね方〜」が放送されました。
BS朝日様はAge Well Japan 2023へご協賛いただき、当日の取材等を元に今回の番組を制作くださいました。